【あだ名】あなたは何て呼ばれてる？【さん付け】

突然ですが、自己紹介してください！

と言われたら、あなたは何と答えますか？

「山田太郎です」と、氏名を答えるのが一番無難なやり方ですね。英語圏の人々なんかは、そのあとすかさず「僕のことはタロって呼んでよ！」などと、フランクに付け加えることがよくあります。

これがさらっと言えると、自分の望む呼ばれ方ができて良いんだけども、できる人ばかりではないのが現状です。

理不尽なあだ名に悩んだり、いつまでたっても名字にさん付けでなかなか距離が縮まらないなあ…なんて、感じている方も多いのではないでしょうか。

かく言う筆者もそのひとり。

名字が珍しくインパクトがあるためか、気づけば人生のほとんどを名字で呼ばれて生きてきたような気がします。

仕事の場ではそこまで気になりませんが、友人同士の集まりなどに顔を出すと、下の名前で呼ばれている人との扱いの違いにほんのり疎外感…なんていうことも少なくありません。

呼ばれ方で愛され度がわかる？

総じて、下の名前で呼ばれている人の愛され度は、筆者のように名字呼びの人に比べてかなり高ポイントであることが多いようです。

• 優勝　下の名前＋ちゃんづけ、もしくはあだ名
• 次点　下の名前呼び捨て
• 3位　名字由来のあだ名
• 4位　名字呼び捨て
• 圏外　名字＋さんづけ

（筆者調べ）

３位～圏外をうろうろしていることが多い筆者ですが、実はけっこう、下の名前も気に入っています。

家族くらいしか呼んでくれない下の名前、もう少し日の目を見ても良いんじゃないか。筆者がもう少し可愛く生まれついていたら、自然と下の名前で呼ばれる人生を歩めたのだろうか…。現に、同じ名字に生まれついたはずの筆者の姉は、筆者とは異なり女子度高めのタイプのためか、名字で呼ばれているのをあまり見たことがありません。

そんなことを考えているとにわかに物悲しくなってきたので、数年前に思い切って、数少ない仲の良い友人にこのもやもやを打ち明けてみたところ、酒の席だったこともあり大いに笑い飛ばしてくれました。そしてそれ以来、心優しい友人たちは、筆者のことを下の名前で呼んでくれるようになりました。ありがとう友よ！

 呼ばれ方あれこれ

やっぱり願望は口に出して言ってみるもんだ、と大いに満足した筆者ではありますが、ごく親しい、数少ない友人たちでの間での話であり、いまだ世間一般では、名字呼びされることが圧倒的に多い人生を送っています。ま、もう良いオトナだし、と自分を納得させてみようとしても、大人だろうが何だろうが、男性だろうが女性だろうが、下の名前やちゃん付けで呼ばれている人たちは一定数存在しているのです。いいなぁ…。

近頃の小中学校では、いじめ防止のためにあだ名を禁止しているところもあるそうですが、あだ名というのも、呼ばれる本人さえ気に入っていれば、親しさを感じられる便利な手段だと思うのです。

大人同士になると、ビジネス会話という別の言語も出てきてしまい、ますます「〇〇と呼んで」という挨拶をする人は少なくなってしまいますが、呼び名というのは相手との関係性に少なからず影響するような気がします。

筆者のように、人との距離感が図れず困っている人も、理不尽なあだ名に悩んでいる人も、「その呼び名はやめて」という代わりに、「〇〇と呼んで」と、フランクに言ってみると、もしかしたら新たな扉を開けるのかも知れません。これがまた、勇気がいるんですけどね。