厄介者の海藻を商品化?島でのビジネス成功談
厄介者の海藻を商品化?島でのビジネス成功談
厄介者の海藻を商品化?島でのビジネス成功談
これからお話しする内容は実際に乗り越えてきたビジネスのお話です。
ビジネスを新しく始めるにあたって必要なことは?
ビジネスを始めるにあたって様々な手法がありますが、過疎化が進む地方では以下のようなことをきっかけにビジネスが始まりやすいといえます。
- 新しい価値を創造する
- 既存のものに付加価値を付ける
こちらの2つが代表的です。
既存のものに付加価値を付けるとは、漁業で例えると魚のブランド化がわかりやすいでしょう。
ブランド化のように既存の商品をさらに差別化することで市場での価値を高めることができます。
今回は新しい価値を創造することによってビジネスを成功させることができたので紹介します。
邪魔モク
今回新しく価値を創造したものは海藻でした。
島では『邪魔モク』と呼ばれ、漁船のスクリューに絡まったり、養殖場に流れて黒海苔養殖の網に絡まったりして厄介者扱いされていました。
正式にはアカモク、東北地方では『キバサ』と呼ばれる海藻ですが、島をはじめとする三重県一帯ではほとんど食べられていない海藻でした。
しかしそこに漁業振興の一員は目をつけ
”島で価値のないものを商品として販売できないだろうか?”
海藻は島の周りにたくさん生えており、仕入れ値は無料、加えて短期間で増殖を繰り返します。
これが売れれば島の新たな産業になると確信し商品化、販売までこぎつけました。
兼業で乗り越えた事業初期
いざ販売を本格化していこうとした段階で大きな課題に直面しました。
それは販売当初の売り上げの低さです。
販売当初は島の奥さんたちに協力してもらっていたため、パート代の支出と売り上げの少なさから事業は赤字でした。
しかし今も取り組めている理由は当時本職の傍らこの事業をしていたからでした。
あえて兼業だったからこそ販売当初の問題をポケットマネーでフォローできたのです。
もちろん専業という選択も間違いではありません。
背水の陣で事業をするこメリットも多いですが、家庭など守るものが多いと難しくなりますよね。
売り上げのカギとなった大切なこと
次第に事業も黒字と視聴していきましたが、売り上げのカギは
ズバリ営業でした。
もう少し細かく説明すると情報発信と流通です。
鳥羽での商品化の事例は
『これ作りました!』
というものが多く発展に乏しくありました。
しかしその反省をいかし、商談会に参加したり、近隣の商店や料理店へ営業を行い地道に販売をしていく事で成果が伸びました。
これが最高のカギですね
今ではアカモクをはじめ、海藻を販売する会社が3社にまで成長しています。
今回の事例は風の島フーズの実例をもとに記載しました
https://www.kazenoshimafoods.com/
同様に成功した方はこちら
以上三重県鳥羽市 菅島での成功体験でした
島の若者たちが明るい未来を過ごせるように...
協力元;菅島の未来を考える会
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