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最強の発酵食品

最強の発酵食品


こんにちは。
介護健康心理カウンセラーの西本です😊

今回は健康と日本食に欠かせない「発酵食品」について
書いていきたいと思います📖

 

【 結 論 】
・発酵食品で美肌になり老化を予防する。
・腸内環境が整い免疫力が向上する。

 

 

1.発酵食品とは

 今や健康に良いと多くの方がご存知の発酵食品🥢
私たちが普段食べている日本食には多く含まれています。

ほかの健康に良い食べ物と何が違うのか?
それが、発酵しているという点です。😀

発酵とは簡単に言えば食品加工のひとつの方法です❗

私たちは食事をしているときに目に見えない細菌やカビなどの微生物を一緒に食べています😐
そう聞くと何だか嫌な気がしてしまいますが、それが発酵と関わりがあるんです。
さらには、その微生物が健康の元です🤗
コントロールにより人体に有益な効果をもたらす微生物を作る手法、それが発酵というものです🙄

2.発酵食品のメリット

 健康に良いのは分かったけど、なぜわざわざ発酵させたのか?

発酵することで食材のうま味が増し、栄養価、保存性が向上します。😋
さらには、良質な微生物の増殖により腸内の善玉菌が活発になり腸内環境が整います。🤩
また、身体の疲労回復や炎症を抑えてくれる抗酸化作用があります。

そんな発酵は古くから行われてきた加工の手法です。🧐

諸説ありますが、一番最初の発酵食品は約4000年前の縄文時代と考えられている魚醤(魚介類と塩を主な原料にした液体調味料)と言われています。
韓国ブームで話題のキムチも約800年前に作られたとされています。〔1〕

3.代表的な発酵食品

健康につながる代表的な発酵食品を以下に5つ挙げ、順に解説します。

①納豆
②ヨーグルト
③麹
④味噌
⑤酢

ちなみに、こちらではかわいいイラストで
それぞれの菌の解説もしてくれてます。

検索 発酵のきほん【HAKKO STUDY】

①納豆

ザ・発酵食品である納豆。大豆は高たんぱく・低脂肪で有名です。💪
さらに、納豆には納豆菌があります。納豆菌とは煮た大豆に納豆菌を加えることで、発酵の際にたんぱく質が分解され、アミノ酸が生成します。
納豆独特のねばねばやにおい、味は納豆菌によるものです。😀

<健康作用>
納豆菌は比較的生存力が強く、胃酸にも負けず腸に届きやすいです❗
その納豆菌が善玉菌の餌になることで活性化させ、悪玉菌を抑制して腸内環境を改善してくれます。😊

ナットウキナーゼという言葉を聞いたことあると思いますが、ナットウキナーゼはタンパク質分解酵素です。血液をサラサラにします。

これらの作用に加え納豆には「ビタミンK」が豊富です。
「ビタミンK」は骨の形成促進に深く関わり、血液をサラサラにしてくれます。

ビタミンKは薬の作用を弱めてしまうことがあり、医療の現場などで
ワーファリンなどの抗凝固剤を飲んでいる人に禁忌なのはこれが理由です。

②ヨーグルト

戦後から普及したと言われ、朝食のお供としても最適なヨーグルト。
ヨーグルトの発酵菌は乳酸菌です。😀
乳酸菌で有名な”カルピス”は日本初の乳酸菌飲料で歴史ある飲み物です。🙄

ヨーグルトは乳酸菌が牛乳の乳糖を分解し乳酸になることで作られます。
乳酸菌には種類が豊富でビフィズス菌、ガセリ菌、カゼイ菌、ラクティス菌、シロタ菌など様々です。
世界ではブルガリア菌とサーモフィラス菌由来の物をヨーグルトとしています。

<健康作用>
乳酸菌は整腸作用免疫向上などの働きがあります。😊
乳酸菌は善玉菌の代表格であり、腸内で悪玉菌の増殖や定着を防いで腸内バランスを保ち腸内環境を整えてくれます。😉

ですが、乳酸菌は口から入り腸に届くまでにほとんどが死滅します。😮
しかし、その死骸は腸内で善玉菌の餌として腸内環境を整えます。
生きて腸に届く乳酸菌は「プロバイオティクス」と呼ばれます。

③麹

麹菌を穀物類に加え、増殖させたものを麹と言います。😀
日本の調味料の多くは麹菌から生まれます。
麹菌はカビの一種で、日本を始めとする湿度の地域にしか生息していません。また、麹菌を使うのは日本だけで、日本の「国菌」に認定されています。😊
麹菌を穀物類に加え、増殖させたものを麹と言います。

<健康作用>
麹は100種以上の酵素があり、その酵素が消化吸収を助け、善玉菌の餌を作る事で腸内環境を整える手助けをします。👊
腸内環境が整うと免疫力が向上します。⤴
さらに、麹菌は豊富なビタミンB群やミネラルなどの栄養素をつくり、疲労回復美容にも良いとされています。😘

④味噌

日本食には欠かせない味噌。何と言っても美味しい(圧倒的主観)。😐
味噌の微生物は麹菌が主役です。
そのため、健康作用としては上と同じです。🙄

麹の種類によって味噌の種類(米味噌、麦味噌、豆味噌)も変わります。
大豆の糖やたんぱく質が分解されると甘味やうま味、乳酸菌が作られます。
糖を分解する酵素を酵母といい、酵母がさらに味噌の風味を作ります。

微生物の世界では小さいレベルで変化が起こり、美味しい食べ物が出来上がります。😊

今のご高齢の方々と言えば、味噌汁をすするイメージはありませんか?
江戸時代には「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」 ということわざがあったほど健康食品として重宝されていたそうです。

⑤酢

お酢は穀類と果物から作られます。
まずはその糖をお酒に発酵させ、そこに酢酸菌を加える事で作られます。
漬物など日持ちするように酢酸は防腐や静菌・殺菌の働きをします。

お酢は英語でビネガーと言い、色々な料理の調味料としても活躍しています。😀

<健康作用>
酢の物などのツンとするにおいは酢酸によるものですが、そのさっぱりとした味覚は食欲を増進させたり、消化機能を促進します。
酢酸は脂肪の合成を抑えて分解する要素があります。😄
また、酢酸菌は腸内にある免疫スイッチを刺激し、花粉症などのアレルギー症状を抑えるはたらきがあるといいます。

このように、発酵食品には伝統と信頼の作用がある事が分かっています。
日本が”長寿の国”と言われる背景には発酵食品の影響があるのではないかと考えられているほどです。

そのため、毎日の食事に取り入れる事で心身へのいい影響を及ぼすに違いないでしょう。

終わりに
食事に健康食品を食べる習慣を取り入れる事は比較的簡単です。
続けられる事で自信が付きます。
さらには、腸内環境が整うとメンタルの不調を改善するというデータもあり、心身を良くしたいなら発酵食品最強の食べ物でしょう。

ぜひ、これからも健康な食習慣を。
それでは、また。

発酵食品について詳しく知りたい方へ
書籍 「発酵食品の魔法の力」(小泉武夫, 石毛直道)

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脚注

〔1〕発酵文化の歴史と進化、小泉武夫が語る日本の未来を醸すもの


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