1962年10月19日 「アニメーション制作会社タツノコプロ設立」

1962年10月19日、「アニメーション制作会社タツノコプロ設立」の出来事は、日本のアニメーション界において重要な節目となりました。この日、株式会社竜の子プロダクション（Tatsunoko Production Co., Ltd.）が設立されました。タツノコプロは、日本のアニメ制作会社として、その後の数十年にわたって多くの人々に愛されるアニメ作品を生み出してきました。

タツノコプロは日本テレビホールディングス株式会社の連結子会社であり、株式会社タカラトミーの持分法適用会社でもあります。また、日本動画協会の正会員として、業界の中での地位を確立しています。

このアニメーション制作会社は、特筆すべき点として、漫画や他の原作に頼らず、オリジナルアニメーション制作を得意としています。さらに、驚くべきことに、タツノコプロは作品にかかわる権利の9割以上を自社で保有している点が異例です。このことは、彼らの独自性と創造力を強調し、アニメーション作品の制作からその後の展開までの全てにおいて独自のコントロールを持っていることを示しています。

設立当初、1962年10月に「株式会社竜の子プロダクション」としてスタートし、その名前はアニメファンにとって親しまれていました。しかし、2013年3月になると、通称として使用されていた「タツノコプロ」に正式に商号変更されました。

タツノコプロのコーポレート・キャラクターは「タツノオトシゴ」で、アニメファンにとっては非常に愛されている存在です。そして、この会社は数々の優れたアニメーション作品を世に送り出し、その影響力は日本国内だけでなく、国際的にも広がっています。その創造力と情熱は、アニメーション業界において不朽の遺産を残しています。