岸田首相、戦争のための予算を増やしたくて危機感を煽る
岸田首相、戦争のための予算を増やしたくて危機感を煽る
大分前に書いていてUPしていなかったものですが。北朝鮮ミサイルの件とも併せて、こちらもUPしておきます。
岸田首相、戦争の機運を煽ることに躍起になっています。
岸田首相、勝手に危機感を煽る
岸田首相、防衛大卒業式で訓示「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」強い危機感示す (ntv.co.jp)
岸田首相は防衛大学校の卒業式で訓示し、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」と述べ、強い危機感を示しました。
岸田首相「我が国の周辺国、地域においても核、ミサイル能力の強化、急激な軍備増強や力による一方的な現状変更の試みがいっそう顕著になっている。今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」
2023.03.26 日テレ NEWS
そうならないようにするのが「外交努力」なのですが、岸田首相をはじめとする自民党は外交努力を放棄しています。(またはお金をばらまき、アメリカの言いなりになるのが外交だと思っているのかもしれませんね)
なぜウクライナで戦争が起きたのか、この視点が抜けている
そしてもうひとつ。
ロシアがなぜウクライナに侵攻したのか。この視点がすっぽり抜けています。
簡単に書くと、以下のようになっています。
- 実はゼレンスキー大統領は核の再武装を企てていた
⇒かつてのウクライナはアメリカ・ロシアに次ぐ核保有国だったが、1994年のブダペスト覚書により撤去 - NATOという軍事同盟に加盟申込
- 戦争が始まる前からNATO加盟国のいくつか&アメリカがウクライナに兵隊と兵器を支援
- プーチン大統領は「NATOに加盟しないなら進攻するつもりはない」と言っていた段階においても、アメリカは「ロシアは侵攻する予定だぞ!」と煽る
- ゼレンスキー大統領、実は先制攻撃を考えていた
なお、この戦争は、2014年、「アメリカがウクライナの中でクーデターを起こさせて、アメリカの傀儡政権を作った」のがきっかけだと言われています。しかもこれ、ソチ五輪中だったため、プーチン大統領としては思いきりメンツをつぶされた格好でもあり。
また、先に虐殺行為を行ったのはウクライナ政府側だという話もあります。(東部でウクライナ政府がロシア系住民に対して虐殺行為を行ったという話もある)これは見解が分かれていますが、内戦が続いていたことは事実ですしね。
確かに「先に明確に侵攻し、戦争を始めてしまった」ロシアが悪いです。ですが、ウクライナは決して「何もしていなかったのに、軍事力を持つ気もない平和な国だったのに、突然侵攻されてしまった」わけではありません。
むしろ、核武装を考えていたから、軍事化を考えていたからこそ、逆に攻め込まれてしまったのだと考えるべきでしょう。
なら、日本が軍事化をすればするほど、隣国はどのように感じるのでしょうか?
本当なら日本が「和平交渉」の場を設けるべきだった
日本は平和憲法を持つ国として、欧米に追従せずに仲介役を担い、停戦を呼び掛けるべきでした。G7の中でも、唯一NATOに加盟していませんしね。
しかし、日本がしたのは結局、武器支援(防衛装備らしいですが、民間兵に使われているとのことなので、結局は日本も戦争支援をしているようなもの)、NATOへの支援……。挙句の果てに日露戦争を彷彿させるかのようなしゃもじ。
かつ、日本もまた「ゼレンスキー大統領を英雄のように扱う」雰囲気。今はさすがにトーンダウンしている気がしますが、最初の頃は「国を守るという強い決意を持った大統領」であるかのようにもてはやされてましたよね。
日本もまた戦争を美化しているかのような雰囲気に、ゼレンスキー大統領の演説に興奮しているかのような雰囲気に、個人的にはうすら寒いものを感じました。
愛国心を煽り、その一方で国民から「逃げる」という選択肢を奪い戦争に参加させる(国民総動員令)そのやり方を、「国を守る行為」だと評価するのであれば、日本もまた同じようになるのでしょう。
■岸田首相のしゃもじ訪問はロシア側も不快感を示す
なお、この岸田首相の訪問&しゃもじについては、ロシア側も不快感を表しています。
岸田首相のウクライナ訪問に論評 広島名物「必勝しゃもじ」は挑発―ロシア:時事ドットコム (jiji.com)
一方で国営タス通信は、岸田氏がウクライナ訪問時、ゼレンスキー大統領に「必勝」と書かれた広島名物のしゃもじを贈ったことを紹介した。日本の報道などを引用して「日露戦争時の兵士のお守り」と強調。現地メディアはロシアへの挑発と捉えたもようで「奇妙なプレゼント」と不快感をもって伝えた。
2023.03.24 時事ドットコム
ちなみに、ウクライナ訪問はアメリカに言われて行ったんだろ(超意訳)と、さすが日本はアメリカの言いなりになっていることもわかってらっしゃるようです。
ロシア外務省のザハロワ情報局長は23日の記者会見で、岸田文雄首相の21日のウクライナ訪問について、先進7カ国(G7)議長国・日本が「米国の論理と圧力」の下で計画を遂行したと論評した。そのタイミングは、21日のモスクワでの中ロ首脳会談にぶつけて影響を及ぼすためにあえて選んだ可能性があると主張した。
逆に言えば、日本がアメリカの言いなりになり、そして米軍をちゃくちゃくと日本に増やしていっている現状は、ロシアから見たらかつてのウクライナと同じように見えているのではないでしょうか。
あとがき
先に戦争を始めてしまったロシアが悪いのですが、過去までさかのぼっていくと、ここでもまた「アメリカ」が絡んできます。そして、本当に「ロシアだけが悪いのか?」という疑問さえも。
また、軍事力を高めることは決して戦争防止になんかならないのだということも改めてわかってきます。
平和憲法の強さ。NATOに加盟していない強み。
そういった、なかなか強いはずの外交カードを、自民党は自ら捨てまくっています。なんのために?アメリカのために?軍事産業のために?(日本にも軍事企業はあります)
少なくとも、日本国民を、日本の平和を守る気はないということだけは、いい加減私たちは理解するべきではないでしょうか。アメリカも自民党も。
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