インプット大全
インプット大全
<学びをアウトプット vol.10>
「インプット大全」
本を読んでもそこで得た知識や学びを記憶に残していないと意味がない。そうでなければ、ただの自己満足だ。記憶に残っている、残っていないの境目は、人に分かりやすく説明(プレゼン)できるかだ。
著書は、その部分を強烈に説いている。
脳科学の視点から、記憶に残りやすいインプット術が記してある。ただただ、本を読むのでなく、アウトプット前提として本を読む。これを習慣づけていく。
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著者:樺沢紫苑
「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計40万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報を分かりやすく伝える「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
記憶に残らなければ意味がない。記憶に残す為のインプット術。頑張って覚えるのではなく、脳科学に基づいた記憶定着術。
インプット→アウトプット→フィードバックすることで自己成長できる。
何度もアウトプットしなくても一発のインプットで記憶に残すそんな超裏技のインプット術がある。それはアウトプット前提でインプットを行う。
アウトプット前提にすると記憶に残りやすくなるのは、心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると脳内物質ノルアドレナリンが分泌されるから。ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まる。
▼必要な情報だけを集める方法
①興味、関心のキーワードを書き出す。
IT ドローン AI Apple 最新テクノロジー サーフィン 世界情勢 ウクライナ プーチン 人間関係 心理学 脳科学 健康 お金 投資 自由
②目的テーマを明確にする。
③アウトプット前提にする。
喜怒哀楽が伴う記憶はアウトプットしなくても復習しなくても圧倒的に鮮明に記憶に残る
▼感情刺激アウトプット術
①ストーリーを活用する(漫画家、小説家されたビジネス書を読む)
②好奇心を大切にする。ワクワクすることを勉強する。
③わからないと思った瞬間に検索する。
④映画美術鑑賞などから連動させる。
⑤旅行から学ぶ。(緊張、興奮、感動)
読む→書く→話す→行動する→教える→身につく!
ニュートラルに読む。自分の主義とは反対と思える本でもあえて読んでみる。
情報収集するときはメリットとデメリットの両方を意識する!
まずはパラパラ読みをし本の全体像を把握して重要な部分から読むクセをつける。
※全体から部分へと理解していくのは、脳の仕組みにマッチしているので記憶に残りやすくなる。
あるアンケートによると「夫婦円満の為に必要なことはなんですか?」の回答で、「よく会話をする」が69.6%で第一位となっている。
そして、夫は理屈で説明したり、アドバイスを求めたり、はっきり物事を言ってほしいのに対して、妻は感情をぶつけ共感を求め本心を読み取って欲しいというもの。
つまり、男性はアドバイスを求め、女性は共感を求める。
「のれんの法則」
・柔らかで、フワッとした雰囲気で聴く。
・笑顔、仏様のような柔らかい表情で聴く。
・楽な気持ちで聴き、楽な気持ちを相手に伝染させる。
・気持ちは中立。相手の話にのめり過ぎない。
・相手のネガティブ感情をフワッと流す。
作業効率を高めるには
・無音の場所。
音楽は「作業」「運動」に対してはプラスに働き、「勉強」「記憶」にはマイナスに働く。
情報を記憶に定着させるには、2週間で3回以上のアウトプット。その次に効果があるのは、同じ情報を2週間で3回以上インプットする事。
メモの役割は、記録と知的生産。
感動というのは、脳が記憶や感情のシステムを活性化させて「今」経験している事を脳が全力を尽くして記録しておこうとする働きがある。膨大な非言語情報をストレートに受け取る事ができる。
ビジネススキル、創造性を鍛える為に効果があるのが芸術鑑賞。アートを学ぶ最初の入口が美術館。
ゲッツェルス・ジャクソン現象=創造性を鍛えると学力が上がるというもの。
自然の風景を見る、自然の中を散歩するだけで、マインドフルネスに匹敵するくらい効果がある。
自然の中を散歩するだけで、リラックス効果、癒し効果、免疫力増強効果などさまざまな効果が得られる。
○情報収集術
情報=新鮮なほど価値が高く時間と共に劣化していくもの。
知識=情報をまとめて体系化したもの。時間が経過しても劣化しないもの。
知恵=知識を正しく認識し、価値観やモラルに昇華したもの。
インプットにおいて、情報と知識のバランスを整える事が大切。情報対知識のバランスは、3:7
情報をたくさん集めるのは結果として時間がとられるので、知識を減らす事になる。
つまり、読書によって知識を増やしアウトプットによって知恵を増やす事で自己成長が最大化する。
▼ネット情報を見極めるには
・個人の意見なのか科学的根拠のある事実なのか。
・信頼出来るキュレーターをフォローする。
※キュレーター
その分野を整理、選択して、重要で正しい情報だけを発信してくれる人。
▼情報の宅配便化
①TwitterやFacebookのタイムラインに、必要な情報が全て流れる様にする。
②Googleアラート(キーワードを事前に設定しておく事でキーワードに関する記事を全てメールに送ってくれるサービス)
③RSSリーダー(事前にサイトのURLを登録しておくと、そのサイトの更新情報をまとめて教えてくれるサービス)
▼情報を知識に変換する方法
・シェアをする。
面白い記事、タメになる記事を見つけた時に、ただ「ブックマーク」するのと、コメントして「シェアする」とでは、記憶への残りやすさが何倍も違う。
▼動画を活用する
文字で読んでも理解できないものが、視覚を使うと一瞬で理解できる。本やネットの文字コンテンツでは「言語情報」しかないが、動画では「言語情報」と「非言語情報」があるもで圧倒的に情報量が多いので理解しやすい。
▼やらない事・制限する事
ニュースを見ない理由
①ネガティブニュースが多い。
②自分に必要なニュースはせいぜい2割
③考え方が偏る
④脳のゴールデンタイムを破壊する。
スマホやSNSは「1日1時間以内」
制限を設ける理由
①スマホを長時間使うほど、集中力は低下し、注意散漫となり、仕事効率や学力も下がり、幸福度も下がる。
②アウトプットする時間が減り自己成長がない。
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最強のインプット術
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「人・本・旅」
たくさん人と会い、たくさん本を読み、たくさん旅をする事で人生が豊かになる。その中でも「人と会う」という事は、自己成長の加速装置であり、究極のインプット術である。
「交流術」
①何度も会う
ザイオンス効果=人と会う回数が増えるほど、親密度は高まる。
100人と1回ずつ会うよりも、10人と10回会う方が良い。
②今すぐアポを入れる
会いたい、知りたいと思ったら即行動。
③与える
まずは、受け取る事ではなく、与える事から始める。お金や物を与えるのではなく、情報や知識を与える事。自分ができる応援や貢献をしていく事。
④全ての人と仲良くしない
人間の時間は有限であるから、反りの合わない人と仲良くなるのに膨大な時間を注ぐよりも、自分が親しくなりたい、気の合いそうな人と会う時間を増やすべき。
⑤一対一で会う
グループで会う=仲良くなる入口
一対一=人間関係を深める
⑥繋がり続ける
⑦一緒に成長する仲間を見つける
1人では途中で挫折する可能性が高い。しかし、一緒に成長する仲間を見つければ、応援し、応援される。助け、助けられる仲間がいることでモチベーションを維持し継続できる。
▼遊び(娯楽)から学ぶ
娯楽には2種類ある。
「受動的娯楽(浪費型娯楽)」と「能動的娯楽(自己投資型娯楽)」
映画を観て、「あー、面白かった」で終わると→受動的娯楽→自己成長に繋がらない
映画を観て、集中して気づきを得てアウトプット→能動的娯楽→自己成長に繋がる
▼旅をする事で学ぶ
「旅のメリット」
①気づき、学びが得られる
②視野が広がる、価値観が広がる
③ストレス耐性、危機管理能力が高まる
④感動する
⑤絆が深まる
⑥日本の良い所、悪い所が分かる
⑦成長する、人生が変わる
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インプットを飛躍させる方法
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記憶を強化するには2つある。それが「維持リハーサル」と「精緻化リハーサル」
・維持リハーサル→反復する、復唱する。(覚えにくく、忘れやすく時間がかかる)
・精緻化リハーサル→追記、整理、まとめ、語呂合わせなど(覚えやすく、忘れにくい、時間がかからない)
▼インプット直後にアウトプットする
記憶した事を何もみずに書き出す事を「想起練習」という。何も見ず記憶を頼りに書き起こすのは強力な想起練習となる。想起練習は強力な記憶増強効果が得られる。→映画を見終わったら、本を読んだらすぐにアウトプットするとより効果がある。
▼脳内図書館を構築する
「脳内図書館とはどういうものか?」
今まで読んだ本、動画などで得た知識が脳の中で、各分類ジャンル、内容ごとに整理して納められている状態。曼荼羅チャートhttps://images.app.goo.gl/79n8LtjQpyE8uxZQ8
○メリット
興味のアンテナが立ち情報が勝手に集まる。→情報がカテゴリーごとに整理されて記憶される。→情報を瞬時に取り出せる。
▼学びを欲張らない
「3つの気づき」を得られれば十分。なぜなら、脳が一度に記憶して処理できる情報は3つまでで、それ以上処理をしようとすると脳がパンクして全部忘れてしまうから。
▼学びを欲張る
「無限に学びを得る事ができる「3+3」法」
脳の特性を活かす。→脳が一度に記憶して処理できる情報は3つまで。一度に3つまでなので、それが終われば次の3つの処理が可能になる。
インプットして3つの気づきを得る→気づきをアウトプットして3つのTODOを書き出し実行する→処理できたら次のインプット
▼寝る前を活用する
インプットに最も適した時間は、「午前中」と「寝る前の15分」
寝る前15分前はなぜ記憶に残りやすいのかというと、人は睡眠中に前日の出来事やインプットされた情報を整理し、記憶として定着させる為。
最も記憶に残したい、最も重要なインプットを復習する。
▼運動する事で記憶力を高める
脳を活性化する運動は「有酸素運動」→ランニング、ジョギング、ウォーキング
週2時間以上の運動で記憶力が向上する→1日15分もしくは、一回45分〜60分以上の運動を週に数回行う
▼移動する事で記憶力が向上する
場所を変える事で、海馬にある「場所ニューロン」が活性化する。海馬は記憶力を司る部位で、場所を変える、歩く、移動したりすることで脳が活性化し、記憶力が高まる。
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□自分に応用、やるべき事
▼効率良く記憶するには
寝る15分前は記憶のゴールデンタイムなので最も記憶に残したい事をインプットする。
メモを読み返す。本の大事な部分だけを読む。
▼インプットする気分が乗らない時は
・散歩を15分〜30分程する。
・場所を変えてインプットする。(スタバ、図書館)
・頭を使う時間は、午前中にして最も覚えておきたい事は寝る15分前にする。
▼遊びのメリットを再確認
・遊びをしたら「あー、楽しかった」で終わるのでなく、気づきや学びをアウトプットする。→能動的娯楽→自己成長。
・子供と遊ぶのにも気づきや学びを得る。
▼自分の気持ちを整理する
・曼荼羅チャートを作成して、写メを撮りいつでもどこでも見れるようにお気に入りに登録しておく。(LINEのトーク画面)
▼インプットしたものを血肉にするには
読む(本、YouTube)→書く(note、Facebook)→話す(妻に話す、友達に話す)→行動する(習慣化する)→教える(妻、友達に教える)→身につく!
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