メルカリで不妊治療の本が売れるたびに思うこと
メルカリで不妊治療の本が売れるたびに思うこと
わたしは不妊治療経験者。わたしの不妊治療に関する話はまたの機会に、気が向いたら。
今回はメルカリで不妊治療関係の本が売れたときの心境について話したい。
不妊治療中に5冊以上の関係する本を読んだ。10冊はいってないと思う。
こんな本を読んだ。
わたしの不妊治療歴は短い、あっという間だった。チャレンジ1回で授かった。
でも、予防線を張っておきたかった。
もしできなかったときに…
だから、チャレンジする前からうまくいかなかったときのための本も読んだ。
それらの本はわたしにはもう必要なくなったのでメルカリで出品している。
もうほとんど売れてしまった。
最近、最後の一冊が売れた。
「夫婦で歩んだ不妊治療ーあきらめなかった4年間ー」
本の紹介は面倒なので割愛。というか、いまとなってはあまり覚えてないのが本音。
これを買ってくれた人はどんな人なのだろう。
本が売れるたびに想像してしまう。本のタイトルから購入者の状況を想像する。
諦めた(断定)の内容が書かれた本が売れたときは、なんとも言えない気持ちになった。
わたしのように予防線を張る人なのかもしれないけど。多分そんな人は珍しい。
何か声をかけたい。
「おつかれさま」「がんばりましたね」
そんな言葉は不妊治療をしている者としては必要ない言葉。(もちろん人によるが、わたしは労いの言葉をかけられるのが嫌いだった)
それでも、声をかけたくなる。
「あなたの気持ちわかりますよ」「つらかったですね」
いや、わたしはチャレンジ1回で授かったので不妊治療経験者としては歴が浅い。
それに、結果的に授かっているので本当はできない人の気持ちは1ミリもわからないかもしれない。
それでも何か声をかけたくなる。
不妊治療をしている人からしたらただの迷惑。(何度も言うが、言葉の受け取り方は人それぞれ)
不妊治療中は子どもがいる人たちが敵に見えたもんだ。
友達はもちろん、道ですれ違う知らない人、親でさえもわたしという子がいる人(敵)に見えた。
わたしの場合、ちょっと極端かもしれないけど。
不妊治療中の人が親子連れを見たくないというのはほぼ共通認識ではないか。
それくらい、不妊治療中の人は敏感。
だから迂闊に声をかけてはいけない。
だいたい良かれと思ってかけた言葉が相手を攻撃することになる。
ただでさえ、不妊治療をしていると精神的にくるのに他人の言葉が無駄な追い打ちをかける。
ときには一緒に不妊治療をしている仲間(友達)の言葉さえも、耳をふさぎたくなる。
労いの言葉がムカつくこともあれば、相手が自分より治療が進んでいることに劣等感を抱くこともある。
お金を出したら治療ができるわけではないし、お金を出しても結果に結びつくわけではない。
ゴールが見えない治療でいつ終わるかわからない。
もしかしたら永遠に終わらないかもしれないし、ゴールはないかもしれない。
それでも、やみくもに。
子どもを授かりたいという一心で、お金・期間・心をそぎ落としながら治療する。
不妊治療は底なし沼とはよく言ったもんだ。
ーー
ちょっと前置きが長くなりすぎた。
メルカリの話に戻ろう。
今回売れた本は、
「夫婦で歩んだ不妊治療ーあきらめなかった4年間ー」
どんな人が買ったのだろう。
一つわかることは、不妊治療が成功した人(授かった人)が買ったわけではないということ。
不妊治療が終わってからも、不妊治療のワードが入った本を買う人はまずいないだろう。
ということは?
ということは、治療中か治療をはじめる人か。
ー4年は頑張ろうと思って読む人に1票だ。
エールを送りたい、何か励ましの言葉をかけたい。
でも良かれと思った言葉でも相手を傷つける可能性大。
「不妊治療頑張ってください!」
「どうかうまくいきますように」
「子宝に恵まれますように」
どれも、余計なお世話だ。
だから絶対に本に言葉を添えるようなことはしない。
でも不妊治療に関する本が売れるたびに思う。
どうか、どうか赤ちゃんを望んでいる夫婦にコウノトリが向かいますように。
今回はメルカリで不妊治療関係の本が売れたときの心境について話したい。
不妊治療中に5冊以上の関係する本を読んだ。10冊はいってないと思う。
- 授かりやすいからだのつくり方
- 不妊治療とは
- 不妊治療の体験談
- 不妊治療がうまくいかなかったときの心のもちよう
こんな本を読んだ。
わたしの不妊治療歴は短い、あっという間だった。チャレンジ1回で授かった。
でも、予防線を張っておきたかった。
もしできなかったときに…
だから、チャレンジする前からうまくいかなかったときのための本も読んだ。
それらの本はわたしにはもう必要なくなったのでメルカリで出品している。
もうほとんど売れてしまった。
最近、最後の一冊が売れた。
「夫婦で歩んだ不妊治療ーあきらめなかった4年間ー」
本の紹介は面倒なので割愛。というか、いまとなってはあまり覚えてないのが本音。
これを買ってくれた人はどんな人なのだろう。
本が売れるたびに想像してしまう。本のタイトルから購入者の状況を想像する。
諦めた(断定)の内容が書かれた本が売れたときは、なんとも言えない気持ちになった。
わたしのように予防線を張る人なのかもしれないけど。多分そんな人は珍しい。
何か声をかけたい。
「おつかれさま」「がんばりましたね」
そんな言葉は不妊治療をしている者としては必要ない言葉。(もちろん人によるが、わたしは労いの言葉をかけられるのが嫌いだった)
それでも、声をかけたくなる。
「あなたの気持ちわかりますよ」「つらかったですね」
いや、わたしはチャレンジ1回で授かったので不妊治療経験者としては歴が浅い。
それに、結果的に授かっているので本当はできない人の気持ちは1ミリもわからないかもしれない。
それでも何か声をかけたくなる。
不妊治療をしている人からしたらただの迷惑。(何度も言うが、言葉の受け取り方は人それぞれ)
不妊治療中は子どもがいる人たちが敵に見えたもんだ。
友達はもちろん、道ですれ違う知らない人、親でさえもわたしという子がいる人(敵)に見えた。
わたしの場合、ちょっと極端かもしれないけど。
不妊治療中の人が親子連れを見たくないというのはほぼ共通認識ではないか。
それくらい、不妊治療中の人は敏感。
だから迂闊に声をかけてはいけない。
だいたい良かれと思ってかけた言葉が相手を攻撃することになる。
- 「おつかれさま」→別に疲れてない、わたしが望んでやってること。
- 「がんばりましたね」→頑張ったけどできなかった、頑張るって何?
- 「あなたの気持ちわかりますよ」→え?不妊治療経験者なの?わたしと同じくらい治療したの?期間は?金額は?え?二人目不妊?一人いるならいいじゃない。何が気持ちわかりますよ、だ。
- 「つらかったですね」→ええ、そりゃつらいです。でもあなたに同情される覚えはない。
ただでさえ、不妊治療をしていると精神的にくるのに他人の言葉が無駄な追い打ちをかける。
ときには一緒に不妊治療をしている仲間(友達)の言葉さえも、耳をふさぎたくなる。
労いの言葉がムカつくこともあれば、相手が自分より治療が進んでいることに劣等感を抱くこともある。
- 妊娠は先着順ではない
- 人が授かったら自分のチャンスが減るわけでもない
- 他人を恨んでも仕方ない
- 妊娠はキセキ
お金を出したら治療ができるわけではないし、お金を出しても結果に結びつくわけではない。
ゴールが見えない治療でいつ終わるかわからない。
もしかしたら永遠に終わらないかもしれないし、ゴールはないかもしれない。
それでも、やみくもに。
子どもを授かりたいという一心で、お金・期間・心をそぎ落としながら治療する。
不妊治療は底なし沼とはよく言ったもんだ。
ーー
ちょっと前置きが長くなりすぎた。
メルカリの話に戻ろう。
今回売れた本は、
「夫婦で歩んだ不妊治療ーあきらめなかった4年間ー」
どんな人が買ったのだろう。
一つわかることは、不妊治療が成功した人(授かった人)が買ったわけではないということ。
不妊治療が終わってからも、不妊治療のワードが入った本を買う人はまずいないだろう。
ということは?
- 現在進行形で治療中の人
- これから治療を始める人
- 諦めた(諦めかけの)人。
ということは、治療中か治療をはじめる人か。
ー4年は頑張ろうと思って読む人に1票だ。
エールを送りたい、何か励ましの言葉をかけたい。
でも良かれと思った言葉でも相手を傷つける可能性大。
「不妊治療頑張ってください!」
「どうかうまくいきますように」
「子宝に恵まれますように」
どれも、余計なお世話だ。
だから絶対に本に言葉を添えるようなことはしない。
でも不妊治療に関する本が売れるたびに思う。
どうか、どうか赤ちゃんを望んでいる夫婦にコウノトリが向かいますように。
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