VBScript - 制御構文(繰り返し)
VBScript - 制御構文(繰り返し)
VBScript で、処理を繰り返す方法を説明します。
For…Next
指定された回数だけ、処理を繰り返します。
For counter = start To end [Step step]
[statements]
[Exit For]
[statements]
Next
- counter
- ループカウンタに使う数値変数。
- start
- ループカウンタの初期値。
- end
- ループカウンタの最終値。
ループカウンタがこの値を超えるとループを抜けます。 - step
- ループを繰り返すごとに、ループカウンタに加算する値。
省略時は 1 。 - statements
- 繰り返す処理。
Exit For を使うとループを途中で終了することができます。
→ Next の直後に制御が渡ります。
For は入れ子にできます。
入れ子にした For で Exit For を使った場合、入れ子にした For の Next の直後に制御が渡ります。
(すべての For を抜けるわけではありません)
For i = 1 To 10
For j = 1 To 10
For k = 1 To 10
Exit For '←ここで Exit For した場合
Next
'←ここに制御が渡る
Next
Next
For Each…Next
配列やコレクションの各要素に対して、処理を繰り返します。
For Each element In group
[statements]
[Exit For]
[statements]
Next [element]
- element
- コレクションや配列の各要素を格納する変数。
- group
- コレクションや配列。
- statements
- 繰り返す処理。
Exit For の扱いは For…Next と同様です。
Do…Loop
処理を繰り返します。
条件指定の方法は2種類あります。
- 条件を満たす(True である)間、繰り返す。
- 条件を満たすまで(True になるまで)の間、繰り返す。
また、条件の評価を先にするか後にするかも指定できます。
条件を先に評価する場合の書き方
Do [{While | Until} condition]
[statements]
[Exit Do]
[statements]
Loop
条件を後で評価する場合の書き方
処理をしてから条件を評価するため、少なくとも1回は処理が行われることになります。
Do
[statements]
[Exit Do]
[statements]
Loop [{While | Until} condition]
- {While | Until}
- While にすると条件を満たす(True である)間、処理を繰り返します。
Until にすると条件を満たすまで(True になるまで)の間、処理を繰り返します。 - condition
- 条件式。
Null 値の場合は偽(False)となります。 - statements
- 繰り返す処理。
Exit Do を使うとループを途中で終了することができます。
→ Loop の直後に制御が渡ります。
Do…Loop は入れ子にできます。
入れ子にした Do…Loop で Exit Do を使った場合、入れ子にした Do…Loop の Loop の直後に制御が渡ります。
(すべての Do…Loop を抜けるわけではありません)
While…Wend
条件を満たす(True である)間、処理を繰り返します。
*Do…Loop の使用を推奨します。そちらの方が柔軟に書けるため。
While condition
[statements]
Wend
- condition
- 条件式。
Null 値の場合は偽(False)となります。 - statements
- 繰り返す処理。
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