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1964年4月21日 「ニューヨーク万国博覧会が開幕。1965年10月17日まで」

1964年4月21日 「ニューヨーク万国博覧会が開幕。1965年10月17日まで」


1964年4月21日、ニューヨーク万国博覧会が開幕しました。1965年10月17日までの期間、アメリカ合衆国ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・パークで行われたこの国際博覧会は、第二次世界大戦中の1939年に開催された初のニューヨーク万国博覧会と同じ場所で行われ、規模を拡大して実施されました。
 
博覧会のテーマは「相互理解を通じた平和(Peace Through Understanding)」であり、会場の中心には地球を象徴する「ユニスフィア」というモニュメントが設置されました。ただし、国際博覧会条約の基準に合わなかったため、公式には未公認の博覧会とされました。
 
足掛け2年にわたって開催されたこの博覧会は、「アメリカ史上最大規模の万博」として企業や政府によって熱心に宣伝されました。来場者数は5,100万人に達しましたが、当初の目標である7,000万人には及びませんでした。アメリカの大企業が中心となり、巨額の費用をかけてパビリオンを建設し、それが「ビリオンダラー博覧会」と呼ばれるきっかけとなりました。
 
会場には、ゼネラルモーターズやフォード・モーター、アメリカンエキスプレス、IBMなどのアメリカを代表する大企業のパビリオンのほか、世界各国の政府や自治体によるパビリオンが建てられ、高い人気を博しました。参加国はアメリカを含む約60か国でしたが、国際博覧会条約の基準に合わないため、ソ連、イギリス、フランスなどの大国が参加を取りやめました。
 
日本も約2,388坪の日本館に政府関係としてJETROが1号館に、民間企業の2号館と「HOUSE OF JAPAN」と名付けられたレストランの3号館が参加しました。日本館では、新幹線の実物大模型などが展示され、特に「HOUSE OF JAPAN」は日本庭園を持つ3階建てのレストランで、伝統的なショーが行われるなど、多くの人々に好評を博しました。

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