メイン画像

1979年7月1日 「ソニーがウォークマンの1号機TPS-L2を発売」

1979年7月1日 「ソニーがウォークマンの1号機TPS-L2を発売」


1979年7月1日、ソニーはウォークマンの1号機TPS-L2を発売しました。この製品は、当時の名誉会長である井深大氏が、コンパクトなモノラルカセットレコーダー「プレスマン」にステレオ回路を付けて欲しいと要望したことから開発が始まりました²。録音機能を省いて再生専用にするという斬新な発想で、カセットデッキとヘッドホンを一体化したポータブルな音楽プレーヤーを実現しました。


TPS-L2は、若者のブルージーンズをイメージした青色の本体に、軽量ヘッドホン「MDR-3L2」が付属していました。また、ヘッドホン端子が2つあり、カップルで音楽を聴くことができるようになっていました²。さらに、オレンジ色のHOTLINEボタンを押すと、テープの音量が下がり、マイクで周囲の音を拾うことができるというギミックも搭載されていました²。


発売当初は3万3000円という高価格で、反応が芳しくなかったものの、徐々に口コミやメディアで話題になり、半年間品不足が続くほどのヒット商品になりました²。その後もウォークマンは多くのモデルチェンジやメディアの変化に対応しながら、カセットタイプだけでも2010年までに全世界で累計2億2000万台出荷されました。


ウォークマンは日本だけでなく海外でも人気を博しましたが、最初は和製英語「Walkman」に抵抗感のあった海外販売会社では、「Soundabout」 (米)、「Stowaway」 (英)、「Freestyle」 (豪)など様々な名前が付けられていました²。しかし、「Walkman」の認知度が高まったことから、結局は統一されることとなりました。後に「Walkman」は広辞苑やOxford English Dictionaryにも掲載されるなど、携帯音楽プレーヤーの代名詞ともなりました。


ウォークマン1号機TPS-L2は、音楽文化やライフスタイルに革命を起こした画期的な製品です。現在でも銀座ソニーパークなどで実物を見ることができます³。また、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では主人公が愛用していることでも知られています。


アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?


この記事が気に入ったら @つよし 𝕋𝕚𝕞𝕖𝕋𝕣𝕒𝕧𝕖𝕝𝕖𝕣 🕛 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。


この記事にコメントをしてみませんか?


「初心忘れるべからず」
今の自分は過去の自分の産物
世界の未来を見据えながら
過去に起きた「今日の出来事」
をお伝えします 🌎

おすすめの記事
2023/07/1 07:20 - @つよし 𝕋𝕚𝕞𝕖𝕋𝕣𝕒𝕧𝕖𝕝𝕖𝕣 🕛
2022/10/5 16:02 - JUN君@黒のTikTokカンフー屋さん、レイヤー