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1948年12月30日 「コール・ポーターのミュージカル『キス・ミー・ケイト』が初演」

1948年12月30日 「コール・ポーターのミュージカル『キス・ミー・ケイト』が初演」


1948年12月30日、ブロードウェイの舞台が新たなる華やぎで包まれた瞬間が訪れました。その日、アメリカの音楽史に不滅の名を刻んだ作曲家・作詞家、コール・ポーターのミュージカル『キス・ミー・ケイト』が初演されました。コール・アルバート・ポーター(Cole Albert Porter)の名のもとに紡がれる楽曲は、彼の独特で機知に富んだ詞と共に、ミュージカルや映画音楽の領域に多くのスタンダード・ナンバーを残しました。


『キス・ミー・ケイト』(Kiss Me, Kate)は、コール・ポーターが手がけたブロードウェイミュージカルの中でも特に輝かしい作品です。1948年の初演では、その独創的な要素と見事な楽曲がトニー賞を獲得し、観客を魅了しました。舞台裏で繰り広げられるウィリアム・シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』上演の裏側に、離婚した男女の複雑な関係を絡めたこのミュージカルコメディーは、その独自の魅力で一世を風靡しました。


舞台に登場する主人公ケイト(じゃじゃ馬・キャサリンの愛称)の物語は、コミカルでドラマティックな展開が印象的です。舞台には、後に監督として圧倒的な成功を収めることとなるボブ・フォッシーも出演し、その才能を早くから示唆していました。


物語は舞台上だけでなく、1953年にはメトロ・ゴールドウィン・メイヤーが3D作品として映画化し、日本では1987年になって普通の映画として劇場公開されました。コール・ポーターの洗練された音楽とキャッチーなメロディーが、『キス・ミー・ケイト』を時を超えて愛される名作とし、舞台芸術の栄光に輝かせています。


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