子どもは最後の「抱っこ」を教えてくれない
子どもは最後の「抱っこ」を教えてくれない
元助産師で3兄妹の母、まゆです。
私には3人の子どもがおり、一番上の子、長男は6歳です。
7年近く子育てをしてきて、後悔していること
今だったらあんなことしないのに言わないのに…と思うことはいくつもあります。
その中でも今一番後悔していること。
子育てって一言で言うと、大変。
イライラすることもある。子どもの期待にこたえたくてもこたえられないこともある。
でも…
子どもは最後の「抱っこ」を教えてくれません
2年前の私が知ってたら、子どもに対する接し方、言葉の掛け方違ったと思います。
あのときの私に教えてあげる気持ちで…綴ります。
最初にお伝えしておきますが、子どもの要求を全て受け入れて、子どもが抱っこしてと言ったら毎回抱っこしてくださいと言うつもりは全くありません。
その点はご承知おきくださいね。
それは、約2年前のこと。
私は3人目の娘を妊娠中でした。
このとき長男は4歳。まだまだ甘えたい盛り
。
毎日のように、抱っこ〜と膝にのってきたり、背中によじのぼってきたりしていました。
おいでおいで〜と受け入れていましたが、妊娠後期になり随分お腹が大きくなってからは、4歳といっても18キロある長男を抱っこしたりおんぶしたりするのもきつくなっていました。
小学生の甥っ子や友達の子が6〜7歳で「抱っこして〜」と言う様子を何度も見ていた私は、出産が終わったら息子をたくさん抱っこしてあげよう!と決意し、息子に「赤ちゃんいてお腹がきついから、おりてもらってもいい?」と抱っこやおんぶを断る日が増えていました。
その日から数週間経ち、無事、娘を出産。
5日間の入院を経て退院し、自宅に帰りました。
さぁ、息子をたくさん抱っこしよう!と思い、息子と二人きりになったときに、入院中おじいちゃんおばあちゃんのお家で待っててくれてありがとうと伝え、おいでと手を広げました。
「抱っこ〜」とニコニコして私の胸に飛びこんでくる息子を想像しつつ。そんな私を待っていたのは「ううん、いい」と真顔で答える息子の姿でした。
息子の言動にショックを受けつつも、「久しぶりで恥ずかしいだけかな…」と思い、その日はあまり気にしないようにして過ごしました。
その日以降も何度か二人になったタイミングで「抱っこするよ〜おいで!」と声をかけても、以前のように「抱っこ〜」と私の胸に飛びこんでくる息子の姿はありません。
寂しくありつつも、
時々電車ごっこと称して、子ども達3人を交互に抱っこしたりおんぶしたりするとき。そのときは、少し照れながらも抱っこやおんぶをされに身を任せてくれる長男。
身長は120cmを超え、体重は23kg。
「よいしょー!」とかけ声をかけながら、今回が最後の抱っこかもしれない、最後のおんぶかもしれないと頭の片隅で思いつつ、抱っこやおんぶをしています。
子どもの成長は喜ばしいことに変わりはありません。いずれかは手を離れていく。
ただ、みんなが○歳くらいまでしているから我が子もそうとは限らない。
これが最後の抱っこだよ、これが最後の手を繋ぐだよとは子どもは教えてくれません。
頭の片隅においておくことで、日々のお子さんとの関わりが変わるかもしれません、よね。
今を大切に。
私も自分に言い聞かせて。
子ども達と過ごしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事にコメントをしてみませんか?