※過激な表現があるため、知らずに読んで気分を害する可能性があるので有料に致します。
いつからか、我が家に野良猫が住み着いた。
母が、懐かせたらしい。
もう、大人の猫だったと思う。
名前は、とても単純だが"のら"と名付けた。
その猫には、父も大層愛情を注いでいた。
私と兄も、可愛がった。
しかし、あの当時は猫の放し飼いは当たり前のような時代で。
元々野良の"のら"も、家に帰っては来るも。
基本、外の出入りは自由だった。
そもそも、猫をずっと家から出さない。
という、概念がなかった。
野良猫だった”のら”。
家で飼い始めたものの、多分父も母もそこまで知識は無かったんだろう。
去勢をすることなく、そのままの状態だったので。
当り前だが、外で子供をつくってきたのだ。
初めての事に戸惑いながらも、家族みんなで産みどころを作ってあげた。
間違いなく、父も楽しみな感じだった。
そして、ほどなくして。
産まれた。
4匹くらいだったと思う。
初めてみる、動物の赤ちゃん。
しかも、子猫。
とてもとても可愛くて。
毎日毎日、四六時中子猫の近くにいた。
父も母も兄も、子猫に構っていた。
時に母猫ののらが、嫉妬して甘えてくる様子に「はいはい」としょうがないな。と、言う様子でみんな笑いながら撫でる。
今思えば、とても幸せそうな光景。
しかし、突然の悪魔によって。
その光景は、地獄へと変わる。
#7 ごめんね、ごめんね。
#7 ごめんね、ごめんね。
この続きを見るには
この続き:1933文字
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら どうせ私は悪役 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
どうせ私は悪役 さんにチップを送りました
チップをありがとうございます。
メッセージは管理画面から確認できます。
うまくできない|甘えるのは苦手|親が毒か私が毒か|正しいは時に間違いだと|だから離れるを選択し|私は元から居なかったと|そう思っていて欲しい|私は今幸せだから
このクリエイターの人気記事
最新記事
TOPVIEWの人気記事
おすすめの記事
この記事にコメントをしてみませんか?