【自作ゲーム】赤い駅、黄色い線にて【下記に小説版】
【自作ゲーム】赤い駅、黄色い線にて【下記に小説版】
短編小説を基に作ったゲームのため選択肢はなし
※音などのびっくり表現があります、苦手な方は音量を下げてお楽しみください
●実況の際にはゲーム名をタイトルに記載、
ゲームではなく小説で楽しみたい方は、
こちらからお願いいたします
【短編小説】赤い駅、黄色い線にて
(まだ15分あるな)
心配性の私は、予定よりも早く駅に到着した
田舎は電車の本数が少なく、逃すとかなり痛い
私は携帯で時間を確認しながら、ベンチに腰をかける
カバンからイヤホンを取り出すと、それを繋いで耳に入れた
再生すると、頭を揺らすような激しいミュージックが直接流れ込む
そして何気なく画面を見ては、指でスクロールする
ニュースと他人の日常を、簡単に空っぽの頭に入れていた
そんな風に時間を潰していると、視界の隅に誰かが歩いてきた
画面の後ろの背景には気にも留めず、そのままスクロールを続ける
すると、目の前で気配が止まった
私は違和感を感じ、すぐに目線だけを動かした
両足がしっかりとこちらに向いている
携帯を下ろし、顔を上げて男性の顔を見る
その人物は上下黒い服を纏い、フードをかぶってマスクをしていた
身長や背格好から、すぐに男性だと見て取れたが
しかし、前髪で目元が隠れていたため、顔の確認ができない
私は固まったまま、そっとイヤホンを片耳から外す
「……あの」
ようやく声を出せた、と思いながらも言葉を続けた
「どうしました?」
私の問いに、目の前の男性は動かずに居る
辺りを見渡すが、私ら以外に人は見当たらない
誰かに頼ろうにも頼れない状況に、更にたじろいでしまう
「……」
突然、男はくるりと踵を返す
そして、そのまま私の元から姿を消した
(なんだったの…)
不審に思いながらも、再び席に座り直す
そんなこともあり、なんとなく嫌な予感がして、イヤホンを外してカバンの中にしまう
それから、周りを少し警戒しながら、電車が来るのを大人しく待つことにした
_________
電車のアナウンスが鳴る
時間だ
人が自然とぞろぞろと集まると、揃って黄色い線の内側で止まる
遠くから、こちらに走る電車が見て取れた
それを合図に立ち上がると、私はカバンを持ち直し、その電車を目で追う
そして、そのまま黄色い線の内側にたどり着いた
そのとき
視界の端から、人影が飛び降りた
「…っ!?」
全員が呆気にとられながら、一斉に驚きの声を上げる
私は咄嗟に目を背けた
___
見てしまった
目が合ってしまった
人影が飛び降りる直前、その真後ろに居た、あの男
次の瞬間、男が前の人物を勢いよく突き飛ばし…
私の目を見て、気持ち悪いくらい、にんまりと微笑んでいたのを
【補足】
この度はプレイしてくださり、ありがとうございました!
初めて作るゲームがこんな感じで良いのか分かりませんが、自作短編小説を何か上手く形にできないかな、と思いゲーム制作に至りました
ですので、とにかく自分の思い描くように作らせて頂きました!少しでも楽しんでいただけたら幸いです(笑)
さて、ここで補足を加えさせて頂きます
今回のタイトル『赤い駅 黄色い線にて』は、ここではあえて 赤い駅、と書きましたが、
実際は"赤い液(体)"という意味を込めました
赤い液とは、つまり…なんて、簡単な感じですみません(笑)
こんな感じのゲームをこれからも制作させて頂きますので、もし気に入ってくだされば、また遊んでください!
それでは、またどこかで~!
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