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良くも悪くも古典的アニメ映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』批評

良くも悪くも古典的アニメ映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』批評


60点
 
1984年に公開されたアニメ映画です。
Amazon Prime Videoで見放題に追加されたので見ました。
 
アニメ批評界隈では、押井守の出世作であり、
後続のアニメに大きな影響を与えたということで有名です。
 
とは言いつつ、筆者が押井守作品と相性が悪いこともあって
その良さは全然わかりませんでした。
『機動警察パトレイバー』とか『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』とか
挑戦してみたことあるんですけど
どうにも見ていて退屈だった。
 
『うる星やつら』についても筆者は見事に世代ではなく
2022年版の第1話だけかろうじて見たことあるだけで、
登場人物の人間関係はほとんどわからない。
 
宇野常寛をはじめとする批評家たちの評価を聞いていなければ
最後まで見ていなかったでしょう。
まあ最後まで見ても退屈でした。
 
本作を見て一番に思ったのは、
クリストファー・ノーラン監督『インセプション』と同じじゃねえか、ということです。
夢の多重構造とそこからの脱出という筋立てはほぼ同じで、
『インセプション』のほうがはるかにスリリングにまとまっています。
まあ2010年の映画と比較するのも酷な話ですが。
ここらへんは、以前『少女革命ウテナ』を見たときに
「『魔法少女まどか☆マギカ』みたいだな」と思ってしまった感じと似てます。
歴史の流れとしてはウテナのあとにまどマギなのに。
 
そんなわけで、40年前に作られた(良くも悪くも)古典的アニメ映画として
見ることをお勧めします。
 

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ポップカルチャー評論家
専門分野は映画、ドラマ、小説、アニメ
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