警察考証の必読書!毛利文彦『警視庁捜査一課特殊班』批評
警察考証の必読書!毛利文彦『警視庁捜査一課特殊班』批評
70点
題名の通り
警視庁捜査一課特殊班についてのノンフィクションです。
小説ではありません。
12章構成で
実際に起こった事件の捜査の流れを記述していき
警察がどういう動きをするのかを描写するパートと、
特殊班についての評論パートに分かれます。
小説新人賞評論家(と勝手に筆者が命名)の若桜木虔が
小説で警察官を出すなら必読書だとして
何度か言及している本でもあります。
単行本が発表されたのが2002年なので
電話や銀行ATMに関する描写は明らかに古いですが
人の動きの部分はほとんど変わっていないと思われるので
そのあたりは参考になるでしょう。
もちろん、警察考証の参考資料としてだけでなく
ノンフィクションとしてもおもしろいです。
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