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#19 優しい先生

#19 優しい先生


最近、お昼を食べながら「エール」(NHK朝ドラ)を見るのが楽しみです。

朝ドラ好きの私のために、日本の家族がブルーレイディスクに録画して送ってくれたのです。時間が無くて見られないままでしたが、リストラされてることですし・・・お昼に見始めました。

まだ1週目が終わったばかりのところですが、もう好きになっています。
今のワタシには、タイトルだけでも染みます。


エール。


優しい!


ガキ大将を演じていた男の子(込江大牙さん)が真に迫る演技で、画面を射抜いてくる目力でした。放映中も話題になっていたそうです。

・・・のに!その子のエピソードがメインの第6話が録画から漏れていて悶絶しました。
うわぁああ。ネタバレで検索。その子の演技が見られなかったのは本当に残念なのですが、ストーリーは知ることができました。いつか回想シーンで見られますようにー。

第6話では、主人公が以前先生から言ってもらって嬉しかったことをそのガキ大将に伝えています。

主人公が言われていたときもじーんとしたのですが、それをパスする主人公にもじーん。


とても素敵なのです。

人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできるもの、それがお前の得意なものだ。それが見つかれば、しがみつけ。必ず道は開ける。
引用:朝ドラ『エール』の藤堂先生のセリフ


「人より」っていう部分は実はトリッキーで、比較で自分を見失ってしまう落とし穴もありますが、「ほんの少し」と「努力するのがつらくなくて」がその危険性をうちけしてくれます。「ほんの少し」は、上位である必要はないってことですし、努力するのがつらいかどうかは優劣ではないです。

あったか~い説明。自分の胸に手をあてて、心にしまっておきたくなりました。



ただ、ドラマの主人公になれる人なので、「ほんの少し」どころか・・・学校中の話題となる天才的素質が見いだされるわけで、そこはチョットあのー、イイナーとか思っちゃうのですけど★。


そんなひねくれもののワタシにもう一人優しい先生が現れました。以前感動してブックマークバーに入れておいた動画で、整頓したことでもう一度視聴してみたのです。ブックマークバー整頓して良かった♪。


この方の英語は聞き取るのが難しくて、時間も17分と長いのですが、本当にあったかい、あったかーいお話です。

以前もリンクを貼ったのですが、以下のブログで、抄訳付きで分かりやすく紹介されていますのでおススメです。

リンク:勝つことと成功することは違う。ジョン・ウッドン(TED)

(このブログのTEDチョイスがとっても素敵!なので、メニューにあるように英語と人生を学びたい方に、ブログごとおススメです。)

動画の方は学校の先生で、バスケのコーチをされていました。輝かしい戦歴を残されています。彼は以下のように「成功」を定義されています。


Peace of mind attained only through self-satisfaction in knowing you made the effort to do the best of which you’re capable.
安らかな心は、自分は最善を尽くしたという自己満足からのみ得られる。 
-John Wooden (October 14, 1910 – June 4, 2010)

結果じゃなくて過程なんだよ、自分がベストを尽くしたかどうかだよ、というメッセージの動画です。

彼は一般的な意味の「成功」を追い求めたり重視したのではなく、「成功とは自分のベストを尽くすこと」という信念で教育に携わってらっしゃったそうです。

一般的な意味の「成功」や「勝ち」の価値も軽視していたわけではなく認めながらも、得ながらも、その信念が変わらなかったことも素敵です。

コーチという立場にいれば、ベストを尽くしても、「いわゆる」成功はつかめなかった選手も、何人も見たのかもしれません。でもその努力や過程を愛しんでらっしゃたのかなぁと。


勝ち負け(結果)は「最善を尽くしたという自己満足」を得られるかどうかの二の次。

結果が出るかどうかとか、失敗の可能性にビクビクしてしまう私は、彼が言うように、以下のような状態なのかもしれないです。

If you get too engrossed and involved and concerned in regard to the things over which you have no control, it will adversely affect the things over which you have control. 
自分がコントロールできないことばかり考えて、囚われて、心配していると、自分がコントロールできることまでできなくなってしまう。

自分でコントロールできるはずのことは、「最善を尽くす」こと。


よし・・・と奮い立とうとしても、自己批判しがちな私は、「全然最善を尽くさなくてダメだったこと」を思い出しちゃったり、「そもそも今日という日は、最善を尽くせているのか?」と落ち込んじゃったり!!!


ちょっとちょっと、顔あげて!


過去はもう、コントロールできない。そこはもう、学ぼうとするしかないんだよー。

そして今。しっかり働くとか、分かりやすい「一生懸命」が無いために、自分が頑張れていないような気になって苦しくなります。人と比べて、頼りなく不甲斐なく感じて、比較の落とし穴に自分からジャンプしてしまったり・・・★。


比べない、比べない。


ほんの少し努力するのがつらくないことを、自分の力でできる最善で。


こんな時は、優しい先生に出会えて良かったです。


今日も日記を読んでくださって、本当にありがとうございます・・・!


アイキャッチ画像の写真:
Takashi MurakamiによるPixabayからの画像​

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最近リストラされた40代です。復活への記録になりますようにー。
どうにかお仕事をもらえて、しばらく投稿をお休みします。

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