〇『空の巣症候群』にならないために

わたしと同じ４，５０代女性のなかには、
こどもに手がかからなくなり、
子育ての負担が軽くなってくる人もいると思います。

こどもの方も、中学生、高校生になると、

親と一緒にいる時間より、
友達と過ごす時間の方が多くなり、
だんだんと『親離れ』が進んでいきます。

いままで、こどもや家族のお世話をすることが
生き甲斐だったり、
自分の役目だと思っていた人からすると
ちょっとさびしい気持ちになるかもしれませんね。

親であるわたしたちも、
そろそろ『子離れ』を考えなければならない。

そういう時期なのです。

〇過干渉な親は、こどものためにならない

男女や年齢関係なく、
人って
「何かを育ててみたい」っていう、
そういう本能みたいなものが
あるんじゃないかと思うんですよ。

その本能にあらがって
我が子のことから離れるっていうのは
自分が自覚しないとできないのです。

自立した大人になるための前段階での
親の過度な過干渉は
こどものためにならないのです。

我が子の「大学進学」「就職」「結婚」など、
人生の節目節目でスッパリと
切り替えられるならいいのですが、

あらかじめ今のうちから
『誰かのお世話中心』の人生から
『自分を中心』にした人生へと

ゆるやかなシフトチェンジを始めていったほうが
いいのではないでしょうか。

〇自分自身を育ててみる

なにから始めてみたらいいんだろう…。

ペットを飼う。
植物を育てる。
習い事を始める。

わたしが ぜひやってもらいたいのは
「自分を育てる」ということです。

今までの「子育て」の延長のつもりで
こんどは自分を育ててみる。

「え？わたし充分おとなだし、
もう育ち切っちゃって、あとは枯れるだけ…（涙）」

そんなことはありません！(笑)

人はいつでも成長期！なのですから。

どんなひとにだって
成長できる『伸びしろ』はあります。

おススメは『自分史』を書くことです。

好きだったこと
イヤだったこと
頑張ったこと
感動したこと
やり始めたのに挫折したこと
誰かや何かのせいにして あきらめたこと…

自分の人生を振り返り、
しっかりと見つめなおすことで

いままで蓋をしていた自分
考えないようにしていた夢
ごまかしてきた本心…

それらがハッキリと浮き彫りになることで
本当にやりたいこと、進むべき道がわかります。

そのためには今なにをすればいいのか。
なにができるのか。

それは、おのずと見えてきますよ。

わたしは「kindle本」を書くときに
徹底的に自分の人生と向き合いました。

自分を知るために。
これからの人生を考えるために。

自分自身を育てていくために。

自分と向き合う時間をつくってみてくださいね。

〇自分の人生を生きていく

こどもは勝手に親から離れていくけど、

親は、自分で自覚しないと子離れできないなんて
ちょっと哀しいですけどね…。

生き甲斐を手放すのはとてもつらいこと。

その痛みを少しでも緩和するために、
そして自分の人生を生きるためにも。

いまのうちからすこしずつ
「自分を育てていく」ことも
考えてみてくださいね。

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