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カクテルみたいな夕空

カクテルみたいな夕空


夕方軽くウォーキングするのが、私の日課。

この冬の夕暮れの時間が、とても心が動くひと時なのです。

まず紅と藍色のグラデーションの空がまるでおしゃれなカクテルのよう。

夜がわの空には星がところどころ輝いて、まるで金色のお砂糖がそこにあるみたい。

 

そして黒い影になっている家々のシルエットに、突然ぽつりと明かりが見えて……。

あそこに確かに人がいて、生活している、人生があるんだ!と。

 

自分の家の明かりも見てほっとして、家族がいること、自分の住む家があることに感謝しました。

当たり前のようで当たり前でないこと。

それだけでも恵まれている。

けっして驕らず、でも卑下することもせずに感謝して自然体で生きていこうとまたウォーキングに向かう夕方でした。

 


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童話作家を目指している女性です。ゆったりと穏やかに、文章を綴っていきたいです。自作の童話も時々載せますので、よろしくお願いいたします。

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