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既視感こそ勝者の証。

既視感こそ勝者の証。


既視感が出たらもう終わり。

既視感ばかりの量産型の発信。

評判悪いですよね既視感。

 

蛇蝎のごとく嫌われる既視感ですが

そんなに悪いものでしょうか?

 

こんにちは。なかなかです。

 

私は既視感とは悪いものではなく

 

むしろ勝者の証と考えています。

 

一般に既視感とは「前にも見たことがある・

見覚えがある・新鮮味が無い」

そういった意味で使われています。

 

しかし本来は「実際には体験したことが無いのに

どこかで体験した事があるかのように感じる」

という心理的な現象を意味する心理学用語です。

 

元々の意味とは違う解釈で

広まった言葉のひとつです。

 

ここで言う既視感は

一般的な意味でいう方の既視感です。

 

既視感が出るには何度も使われ

広く認知される必要がある。

効果が無ければ一度で終わり。

二度と使われることはありません。

 

何度も使われるということは

その度に成果を出してきたということです。

 

勝ちぬいてきたからこそ既視感が生まれる。

対策をとられてなお勝利を重ねる。

 

来ると分かっていても打てない決め球。

出れば必ず成果をあげるベテラン。

 

既視感とはそういった存在だけが出せる。

 

いいかえれば既視感とは

コンバットプローブン(実戦証明済)であるということ。

 

例えば街のパン屋さん。

パン屋の売り上げのほとんどは

アンパンやメロンパンなど普通のパンです。

毎月新製品は出ていてもそれらは

通常メニューになることはまずない。

結局どこでも買える既視感のある

ありきたりのパンが

パン屋の経営を支えているのです。

 

「それは実店舗だから。コンテンツ販売のように

情報を扱うビジネスは違う」

そう思うかもしれません。

 

コンテンツ販売であっても

新しすぎるものは受け入れられない。

既知の手法、情報、表現で基礎を固めておかないと

決してうまくは行きません。

 

経験のある人ほど既存の物を多く使う。

 

今日は実例として既視感山盛りの本をご紹介します。

 

 

主人公は修道院育ちで世間知らず。

温厚で礼儀正しい、

ちょっとだけ血筋に秘密がある

青年アレイン君

 

そんな彼が生まれて

初めて外の世界に行くことに。

 

旅の途中、当然のように

襲われかけている

ヒロインを助けます。(笑)

 

ヒロインは名家のお嬢様。

高飛車・わがまま・気が強いと

テンプレどおりの美少女です。

 

アレイン君はヒロインの御父上に

大変気に入られ

 

お城に住み込みで

お嬢様の家庭教師を

することになりました。

 

しかも生徒はお嬢様と

侍女の少女たち計3人。

 

ヒロインが多いのは

マーケティング的にも正解ですよ。

 

女の子とろくに話したことも無い

純朴な青年が美少女3人と

一つ屋根の下で共同生活。


毎日のように主人公を

からかって遊ぶ少女たち。

 

わがままお嬢様に

翻弄されっぱなしの主人公。

 

ベタベタのラブコメ展開が

繰り広げられます。

 

そんな中ある日

お嬢様と侍女がケンカをします。

 

ケンカの理由は?

 

「あなたをいじめていいのは私だけなんだから!」

 

自分以外の女の子が主人公を

いじめるのは許せないそうです。

 

やきもちイベントですね。わかります。

 

そうこうしているうちに

ヒロインの御父上とアレイン君が

戦争に行くことに。

 

落ち込むヒロインをみて

「ああ、御父上が心配なんだね」

と心を痛める

鈍感系主人公アレイン君。

 

「おまえなんで気づかねぇんだよ

リア充が」

と侍女たちは生暖かく見守ります。

 

そして旅立ちの日。

アレイン君、ようやく

お嬢様に愛の告白!

 

「愛してます!(中略)

あなたは私の命です!(中略)

あなた無しでは生きていけない!(以下省略)」

 

だがここでまさかのツンデレ展開!

 

「かっ勘違いしないでよね!あなたのことはお友達としか思ってないんだから!」

 

でも「恋人に贈るものとされているお守り」を投げてよこすお嬢様。

 

ツンデレだからね。しかたないね。

 

そんな既視感てんこ盛り。

愛と冒険の騎士物語。


 

(数年前に3度目の翻訳が出ましたが

一部登場人物の性別を変更するなど

何の意味もない改変が加えられており、

読む価値は全くありません。

少し前の翻訳のこちらを紹介しています)

 

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https://amzn.to/3QrZWHN

 



19世紀にこれを書くんだから

さすが女王陛下の騎士は

格が違った。

 

ドイル自身はホームズより

歴史物や戦記物を

書きたかったそうです。

 

ホームズ執筆後

「これからは自分の書きたかったものを

書く!」

そう言って書かれたのがこれです。(笑)

未来に生きてるな。

 

コナンドイルですら

これだけ既視感のある要素を

ぶち込んで本を書いているのです。

 

われわれはもっと既視感のある手法や

表現をつかっていいし、

オリジナリティに

こだわる必要もない。

 

勝つためには勝者の証たる

ありきたり、ありがちと

言われることこそやっていくべきです。

 

 


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