辛口英語教育論 (2)
辛口英語教育論 (2)
さて、昨日から、
This is a pen.:「こんな英文、現実にはまず口にしないだろう」と、したり顔で烙印を押される典型的な文
をトピックにして、
この種の発言って大方の場合ただの「受け売り」になっていないだろうか?実はあまりにも一方的で一面的な物言いではないだろうか?
という問題提起をした上で、この問題をいくつかの要因に分けて考えてみたい、としました。そして、要因分析として、
<想像力><有用性><文法><発音>
といった要因を順次取り上げていきます。
と宣言しました。
今日はまず、<想像力>という要因に関して、一言述べたいと思います。
<想像力>の欠如を露呈:
少々古い話で恐縮ですが、例えば、
「スペースペン/無重力ペン(寝転んで紙を上にしてもインクが切れないペン、無重力でも水中でも使用可)」を開発中の人が
一般人に「What is that?」と訊かれて「This? Oh, this is a pen.」と答える
といったような文脈では「This is a pen.」という発話は何の違和感もありません。
あるいは、例えば、
「一見するとおよそペンには見えない斬新なデザインのペン(e.g., 中央部がサッカーボールの形状をしているペン)」を考案した人が
一般人に「What is that?」と訊かれて「This? Oh, this is a pen.」と答える
といったような文脈では「This is a pen.」という発話は何の違和感もありません。
いかがでしょう?要するに、「This is a pen.」を十把一絡げに
「こんな英文、現実にはまず口にしないだろう」と、したり顔で烙印を押すタイプのご仁は
何のことはない、
「<想像力>が欠如している」
ことを露呈しているということに他ならない可能性がある、ということです。
このタイプの人は、例えば、敢えて分かりやすく極端な喩えをするならば、童話や童謡の中で、ヤギさんが「I’ve eaten the letter.」と言ったり、ブタさんが「I’ll build a thatched house.」と言ったりする場面に接しても、
「こんな発話、現実には耳にしないだろう」
とのたまうのでしょうか?
さて、次回は、要因として、<有用性>という要因を採り上げてお話ししたいと思います。
どうぞお楽しみに。
This is a pen.:「こんな英文、現実にはまず口にしないだろう」と、したり顔で烙印を押される典型的な文
をトピックにして、
この種の発言って大方の場合ただの「受け売り」になっていないだろうか?実はあまりにも一方的で一面的な物言いではないだろうか?
という問題提起をした上で、この問題をいくつかの要因に分けて考えてみたい、としました。そして、要因分析として、
<想像力><有用性><文法><発音>
といった要因を順次取り上げていきます。
と宣言しました。
今日はまず、<想像力>という要因に関して、一言述べたいと思います。
<想像力>の欠如を露呈:
少々古い話で恐縮ですが、例えば、
「スペースペン/無重力ペン(寝転んで紙を上にしてもインクが切れないペン、無重力でも水中でも使用可)」を開発中の人が
一般人に「What is that?」と訊かれて「This? Oh, this is a pen.」と答える
といったような文脈では「This is a pen.」という発話は何の違和感もありません。
あるいは、例えば、
「一見するとおよそペンには見えない斬新なデザインのペン(e.g., 中央部がサッカーボールの形状をしているペン)」を考案した人が
一般人に「What is that?」と訊かれて「This? Oh, this is a pen.」と答える
といったような文脈では「This is a pen.」という発話は何の違和感もありません。
いかがでしょう?要するに、「This is a pen.」を十把一絡げに
「こんな英文、現実にはまず口にしないだろう」と、したり顔で烙印を押すタイプのご仁は
何のことはない、
「<想像力>が欠如している」
ことを露呈しているということに他ならない可能性がある、ということです。
このタイプの人は、例えば、敢えて分かりやすく極端な喩えをするならば、童話や童謡の中で、ヤギさんが「I’ve eaten the letter.」と言ったり、ブタさんが「I’ll build a thatched house.」と言ったりする場面に接しても、
「こんな発話、現実には耳にしないだろう」
とのたまうのでしょうか?
さて、次回は、要因として、<有用性>という要因を採り上げてお話ししたいと思います。
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