【オリーブオイルの違い】エキストラバージンオイルとピュアオイルって何が違うの?
【オリーブオイルの違い】エキストラバージンオイルとピュアオイルって何が違うの?
健康のためにオリーブオイルを使用しているご家庭は多いと思います。今では、どこのスーパーにも必ず置いてあるごま油やサラダオイルとともに有名なオイルです。
オリーブオイルの三大特長と言えば
1、 三大栄養素の中の一つの脂質である
2、 「ポリフェノール」を含んでいるので、酸化に強い
3、 「一価不飽和脂肪酸」を多く含んでいる
脂質は、効率よく燃える人間のエネルギー源で(たんぱく質や糖質の2倍のエネルギーを出せる)、細胞膜やホルモンをつくる大切な栄養素です。
脂溶性のビタミンを取り入れるのを助けたり、体温を維持したり、内臓を守るなどの働きもあり、さすが三大栄養素(炭水化物・蛋白質、脂質)の内の一つと言えますね!
「ポリフェノール」とは植物にだけ生成される物質で、強い抗酸化力を持ちます。
オリーブオイルのポリフェノールは30種類以上あって、有名なものは「ヒドロキシチロソール」と「オレオカンタール」の二つ。
「ヒドロキシチロソール」は、美白成分ビタミンCの10倍と言われていて、化粧品や美容液ではおなじみの成分です。
コラーゲンの生成にも効果があるとされており、だからオリーブオイルを使った化粧品はロングセラーなのだなと納得してしまいます。
体の方では、肝機能を高めたり、動脈硬化を予防したり、関節痛などにも効果が期待できます。
もう一つの「オレオカンタール」には、アルツハイマー型認知症の予防効果が認められており、まさに長寿社会には有用なポリフェノールと言えるでしょう。
ポリフェノールは体に蓄えておけないので、こまめに取ることが大事です。
オイルはどんなに体によくとも高カロリーなのもあり、良質のものを少量取り続けるのが、良い摂取方法だと思います。
一価不飽和脂肪酸とは主にオレイン酸のことで、血中の悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
このように素晴らしい効能のあるオリーブオイルですが、どんな種類があって、どう違うのでしょうか?
スーパーで主に売られているオリーブオイルには、2種類あって、一つは「エキストラバージンオリーブオイル」、もう一つは「ピュアオリーブオイル」と呼ばれるものです。
この二つの違いは何かというと、精製方法です。
「エキストラバージンオリーブオイル」は、オリーブの実(実の中にオイルが含まれる)を絞って、そのままの味、香り、酸度などを認められたものに与えられる称号なのですが、これはオリーブオイルの中で最高品質だという証でもあります。
その次に「バージンオリーブオイル」、「オーディナリーバージンオイル」、「オリーブオイルラパンテ」と続きます。
たいして「ピュアオリーブオイル」は、オリーブの実を絞ったあと精製し、香りと味をとった後、エキストラバージンオリーブオイルまたはバージンオリーブオイルを混ぜ込みます。
風味は少なくなりますが、オレイン酸などの栄養価はあまり変わりません。
ピュアオリーブオイルの方がお安いので、風味を感じさせる必要のないお料理の時は、ピュアオリーブオイルを使うとよいでしょうね。
美味しいオリーブオイルは「エキストラバージンオリーブオイル」ですが、スーパーで購入するとき、美味しいオリーブオイルかどうかを見分けるコツがあります。
それは遮光されているかどうか、という点です。
光に当たると酸化されるので、風味を損ないます。
その点、風味のないピュアオリーブオイルはあまり気を使わなくてよいです。
ですから、信頼できるエキストラバージンオリーブオイルは遮光されていると覚えましょう。
そして酸度が低いものを選ぶこと!
酸度は0.1を筆頭に、低いほど良いです。
酸度が低いということは、オリーブの実からオイルになるまで、時間が経っていないことを表します。
つまり、新鮮!
まとめ
エキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの違いは精製方法ですが、栄養価はさほど変わりません。
お料理によって、使い分けると良いでしょう。
美味しく、信頼できるエキストラバージンオイルを選びたいのであれば、遮光されたもの、酸度の低いものを選んでくださいね~。
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