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左脇腹が硬くなるという現象

左脇腹が硬くなるという現象


今回は『お腹の不調』についてです。

お腹の悩みにもいろいろあります。
人それぞれ起こる現象も様々だと思います。
私の体験と自己対策について書いていきます。

長時間デスクワークに集中した日の夜、夕食後などに腹痛が起きる。
フルタイムで働いていた時の悩みでした。
この腹痛には前触れがあります。先ず左脇腹に違和感を覚えます。違和感のあるところに手を当てると硬くなっているのが解ります。

対策方法を見つけていなかった時は、不調が鎮まるのをじっと待つしかありませんでした。違和感が痛みに変わり、お腹の固さが徐々に下腹部へ移動していくとトイレに駆け込むといった具合でした。
酷い日には、お腹の中が空っぽになるまで何度もトイレに駆け込みました。痛みと発汗とでくたくたになり、体力と気力を使い果たす感覚です。
翌日は気力だけを振り絞って出勤するということも多々ありました。

ストレスのせいだと思っていました。
当時、公私ともにストレスフルな生活をおくっていました。どんな心身の不調も全てはストレスのせいだと決めつけ、対策方法について学ぼうとしなかったのです。
転機が訪れたのは皮肉にもコロナ禍が始まった頃でした。省みる時間が圧倒的に増えたからです。思い込みから抜け出して、身体の不調は身体で整えられるのではないか?と考えられるようになったのです。

よく噛んで食べていなかったから?
疲れた日の夕食は、つい早食いになる癖がありました。日中の出来事にモヤモヤしながら食事をすることが多く、味わうことなくお腹を満たすようになっていました。
早食いを改めるようになっても定期的に起きる腹痛は改善されませんでした。

いつものように痛みに耐えながらトイレに座っていたときのことです。
お腹の硬さがなかなか移動せず痛みだけが強くなっていきました。痛いところには思わず手を当ててしまいますよね。手のひらの暖かさが心地よかったので、ついでになでおろすように手を動してみたのです。
すると「ゴゴゴー」という音がしました。排水管から聞こえるような音。同時に左脇腹が柔らかくなり、しばらくして排泄が起こりました。

この時点で病院へ行く人も多いと思います。
個人の価値観に依ります。私は先ず調べました。病院ぎらいというのではありません。ただ、自分の身体について可能な範囲で知っておきたいと考えています。
ここで一つエピソードを紹介させてください。これより数年前に遡って、痛みのない下痢が三、四日続いたことがありました。殆ど液体に近く、痛みなどの予兆がないのです。さすがに心配になりました。病院で検査をしたところ「細菌性のものではないことだけは解りました」とのこと。水分補給に気遣いながら、数日間安静にしてみるというとこになりました。二日後には調子が戻って安心したのを覚えています。
自分で嫌な感じを覚えたら、素直に専門家の力を借りることは大切なことです。

脇腹と内臓の関係
お腹から出る音が排水管から聞こえるような音だったこと、そして実際に流れ落ちるような感覚があったことがヒントになりました。
左脇腹が硬くなってきたらすぐにさするようにしてみました。空腹時のような音や排水管のような音がして違和感が消えました。その後に腹痛が起こることなく治まるようになっていきました。

脇腹と内臓にどのような関係があるのだろう。不思議に思いキーワード検索をしました。
ヒットした検索結果の中でも目を惹いたのが『腹斜筋』でした。

内外の二重構造になっている腹斜筋。普段はあまり気に留めませんね。
高い位置に腕を伸ばしたり振り返ったりできるのも、この腹斜筋が調整してくれているから。それだけではないのです。内臓の位置を安定させ、呼吸と排便にも大きく関与しているとのことです。

長時間のデスクワーク。その姿勢を思い浮かべてハッとしました。原因と結果がつながったと思いました。デスクワークでは殆どの時間パソコンに向かってキーボード操作しています。たまに引出しを開け筆記します。腕以外の上半身は殆ど動いていません。
目の疲れや肩こりには注目しますよね。脚を動かすことにも気を遣いますよね。なのに胴体をケアすることなど全く頭になかったのです。

脇腹を動かそう
脇腹を伸ばす、脇腹をねじる、この動きをすると自ずと肩と腰もほぐれていきます。
脇腹を動かすためには腕も使います。腰も使います。デスクワークで凝り固まった身体をほぐすのに、とても有効だと感じました。

お腹の不調の原因はたくさんあります。『脇腹の筋肉が腸に影響していた』これが個人的な結論です。意識的に脇腹を動かすようになってからは、腹部が硬くなることもなくなりました。長時間のデスクワークをした日でも、今のところ問題はないようです。

身体の各パーツが思いもよらない相互作用をしていることに驚きます。と同時に、自分の身体のことをもっと知りたいと思いました。それらが持つ機能を最大限に発揮できるようにしたい。自分の身体であるのに何も知らずに雑に使っているかもしれません。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
引き続き、心身の健康管理について学びと実践を交えて投稿していきます。


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冬になると心身共に不調になるのを繰返してきました。
2022年の終わりごろ、これは繰り返していいものではないと一念発起。
“冬の心身不調”と正面から向き合うことにしました。その経過をここに残していきます。

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