“手当て”という言葉の通り、手のひらでできるケアによる効果を実感しています。一つ前の配信でお話しした、両手のひらで鎖骨の下あたりに当てるケアもその一つです。大きな呼吸ができて、肩の力がストンと抜けてお気に入りなんです。
別の動作で同じような効果を得ることができるものがあるので、今回はそのお話をさせてくださいね。
えぬは身体の専門家ではなく、体感で良いと感じるものをご紹介しています。人によっては、合わなかったり無理な動きもあるかと思います。そんな時は無理にやろうとせずに、ご自分の身体と向き合ってくださいね。ご自分の心地よさを探してみましょう。そのこと自体が、心身を元気にしてくれると信じています。
ではさっそくやっていきましょう。耳の後ろに大きな骨がありますよね。
首の方へなぞって下がっていくと、とても尖った部分があります。ここを手の指で優しくさすったり、皮膚を静かにゆらしたりすると、首の緊張がほぐれます。
3本の指、人差し指・中指・薬指の3本ですね、これで下から支えて、じわーっと持ち上げるような感じで圧をかけていくのもおすすめです。このときに、すぅーっと息を吸うととても軽く肺がふくらむように感じます。
どういう仕組みでこうなるのかなあと興味が湧いて調べてみました。
推測ですが、胸骨が上方向に引っ張られるからなのではないかと思うんです。両手のひらで鎖骨辺りを抑えながら上に引き上げるという動きと相通じるものがあります。(前の記事『眠れない夜にやってよかった事』に詳しく書いています)
この推測の根拠は、骨と筋肉のつながりを知ったからなんです。
ここからもっとマニアックな話になりますよ。
胸骨の上の方には胸鎖乳突筋がついています。胸鎖乳突筋のもう片方がついているのが耳の後ろの骨の尖ったところなんですね。耳の後ろ辺りをさすったり揺らして緩めることで、緊張した筋肉が正常な状態になって、胸骨にも作用して整うことで胸周りが開いて、深い呼吸を感じるのではないかなって思ったんです。
専門家ではないのでこれが正解かどうかはわかりませんが、心地よくなるので習慣にしています。セルフケアが好きなので、筋骨格の本を読んだり、整体師のホームページや動画をよく見ています。
がしがしと強くもむのではなく、緊張をとってあげることを意識するのが大切なのだとか。手で触れて、温かさを伝えたり、さするだけでも心身がふわっと緩みます。なんだか疲れたわーっていうとき、うちは家族同士で、よく背中をさすり合いっこします。背骨を中心に左右同時に斜め下へ、さわさわとさすります。肩も、首の付け根から方に向かって8の字にさわーさわーっと。
手のぬくもりとさする感触で、すーーーーっと楽になります。一人でも左右ずつに分けで、手の届く範囲でやるだけで違う気がします。
動物たちのグルーミングを見習って、意識的に続けていこうと思ってます。
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