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#9【葛飾北斎】富嶽三十六景「隠田水車」

#9【葛飾北斎】富嶽三十六景「隠田水車」


皆様こんにちは!
絵画インストラクターの松本です。

私の3人の子供達は小学生です。
今や母ちゃんに似て絵が大好きに育っております。
(^^♪
北斎の絵も観賞(パッと見という感じですが)して
「馬がいっぱいいる絵が好き」と言っておりました。
(13枚目で解説予定です!)

今回は富嶽三十六景の9枚目の解説です。

葛飾北斎ってどんな画家?
  • 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
  • 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
  • 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
  • 引っ越し93回!
  • 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
浮世絵「富嶽三十六景」って?
  • 全46枚!
  • 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
  • 富士山を色々な場所から描く
  • 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
  • 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる

富嶽三十六景「隠田水車」おんでんのすいしゃ


隠田水車

水車が動いて見えるほど水の躍動感。
生き生きと働く農民が描かれています。

富士山
富士山


ぼかしの技術で美しく仕上がっています。
空

農夫
籾をかついでいます。
農民

桶を持つ女性
農民

子供と亀
お散歩しています。
子供と亀

水車
水車による精米が行われていました。
北斎の水の表現が光ります!
水車


隠田は現在の渋谷区神宮前の原宿周辺


原宿駅

こちらの写真は原宿駅です。
現在は見る限り建物とアスファルト。
江戸時代は田園地帯だったとは想像できないですね。

一つの画面に静と動を感じる北斎の絵


構図

一つの画面に静と動の対比が表現されており、見応えのある構図となっています。

以上「富嶽三十六景 隠田水車」(おんでんのすいしゃ)の解説でした。
次回「富嶽三十六景 下目黒」(しもめぐろ)の解説です。

お楽しみに!
(^^♪


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