#36【葛飾北斎】富嶽三十六景「東海道江尻田子の浦略図」
#36【葛飾北斎】富嶽三十六景「東海道江尻田子の浦略図」
2021/11/28 19:30 |
971
文字
皆様こんにちは!
絵画インストラクターの松本です。
主婦で毎日お料理をしています。
塩田で作られた塩は
キラキラしていて美味しくて
大好きです!
(^^)/
今回は塩田で働く人々が
遠くに描かれています。
葛飾北斎ってどんな画家?
海岸の賑やかさが
聴こえるような作品です!
手前の波は大きくうねり
その後ろには美しい不動の富士山が
そびえています。
富士山と愛鷹山
愛鷹山は1,504mと
ハイキングを楽しめる山です。
ただしクマの生息地なので
登山者は注意しなければなりません。
地図で富士山との位置関係を調べると
富士山の南東に
どっかりと存在感のある山でした。
富士山が大きいので
今まで見逃していましたが、
1,000mが限界の私は
登れないと思います。💦
(体力が・・・)
塩田で働く人々
砂を集めるための道具
柄振(いぶり)がシルエットでみえます。
海水を桶で運んでいる人もいますね。
海水を汲むときの桶をかえ桶といいます。
かえ桶を担ぐ棒は
肩荷棒(にないぼう)です。
とても重労働な塩田の仕事。
海水はかなり重たいのでしょう。
肩荷棒はとても太くできています。
田子の浦港からの富士
現在、
田子の浦漁業協同組合のホームページでは
「しらす」が美味しいと一押しされています。
(漁期3月21日~1月14日)
釜揚げしらす、
生しらす丼など
是非とも食べてみたい!!と思いました。
(^^♪
舟の曲線が相似です。
また、雲と海岸が線対称になっています。
この二つの構図と
波の繰り返しが心地よいリズムを生み出し
見る者を魅了しています!
以上「東海道江尻田子の浦略図」でした。
次回「富嶽三十六景 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)」の解説です。
お楽しみに!
絵画インストラクターの松本です。
主婦で毎日お料理をしています。
塩田で作られた塩は
キラキラしていて美味しくて
大好きです!
(^^)/
今回は塩田で働く人々が
遠くに描かれています。
葛飾北斎ってどんな画家?
- 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
- 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
- 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
- 引っ越し93回!
- 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
- 全46枚!
- 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
- 富士山を色々な場所から描く
- 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
- 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる
富嶽三十六景「東海道江尻田子の浦略図(とうかいどうえじりたごのうらりゃくず)」
波、船を漕ぐ人、塩田で働く人。海岸の賑やかさが
聴こえるような作品です!
手前の波は大きくうねり
その後ろには美しい不動の富士山が
そびえています。
富士山と愛鷹山
愛鷹山は1,504mと
ハイキングを楽しめる山です。
ただしクマの生息地なので
登山者は注意しなければなりません。
地図で富士山との位置関係を調べると
富士山の南東に
どっかりと存在感のある山でした。
富士山が大きいので
今まで見逃していましたが、
1,000mが限界の私は
登れないと思います。💦
(体力が・・・)
塩田で働く人々
砂を集めるための道具
柄振(いぶり)がシルエットでみえます。
海水を桶で運んでいる人もいますね。
海水を汲むときの桶をかえ桶といいます。
かえ桶を担ぐ棒は
肩荷棒(にないぼう)です。
とても重労働な塩田の仕事。
海水はかなり重たいのでしょう。
肩荷棒はとても太くできています。
田子の浦は静岡県静岡市
田子の浦は静岡県静岡市にあります。田子の浦港からの富士
現在、
田子の浦漁業協同組合のホームページでは
「しらす」が美味しいと一押しされています。
(漁期3月21日~1月14日)
釜揚げしらす、
生しらす丼など
是非とも食べてみたい!!と思いました。
(^^♪
北斎の構図
富士山の稜線と舟の曲線が相似です。
また、雲と海岸が線対称になっています。
この二つの構図と
波の繰り返しが心地よいリズムを生み出し
見る者を魅了しています!
以上「東海道江尻田子の浦略図」でした。
次回「富嶽三十六景 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)」の解説です。
お楽しみに!
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら 絵画インストラクター松本 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
絵画インストラクター松本 さんにチップを送りました
チップをありがとうございます。
メッセージは管理画面から確認できます。
絵画インストラクターの松本です。大人がゆったり楽しめる美術系のお話をお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。
このクリエイターの人気記事
最新記事
TOPVIEWの人気記事
おすすめの記事
船がダイナミック!塩田って一度見てみたかったのですが、一足先に北斎の絵で見ることができました。ありがとうございました!
37この記事にコメントをしてみませんか?