元塾講師が教える 現代文(国語)の悩みを解決!7つの時間短縮テク
元塾講師が教える 現代文(国語)の悩みを解決!7つの時間短縮テク
この記事は、次の条件にひとつでも該当する方を対象にしています。
条件:
・国語力はある程度持っている(自分尺度でいいです)
・現代文のテストで時間が不足がち
・現代文がなんとなく苦手
・一回読んだだけでは理解できない
ここに書くのは完全に受験テクニックです。しかも時間短縮に絞っています。根本的な対策は予備校や塾の先生に教えてもらってください。
なお、現代文(国語)そのものが苦手という方は、1→3→4→5の順で取り組んでみてください。
1.とにかく高速で読む
普段からの訓練が必要です。
とにかく速く読む練習をしてください。100m走を30秒で走る練習をどれだけやっても速くならないのと同じです。
速度を上げると頭がついてこない!という方。それでもやるしかありません。読まないと答えられないのですから。
2.鉛筆で読む場所を追う
眼だけで読んでいると、同じ行を連続して読んでしまうことがあります。
これを回避する方法です。これだけで数秒のアドバンテージです。
また、この後に解説する3,4,5,7の対策を即実行できる点も有利です。
3.結論を最初に押さえる
だいたい最初か最後に結論が書いてあります。そういう目で読み始めることが大切です。
結論をかっちりと頭に置いた上で、なぜその結論に至るのかを考えながら読み進めなければなりません。
結論を見つけたら、「 」でくくっておきましょう。
「 」を使うのは、下記の4,5と瞬時に区別するためです。
4.論説文は同じことの繰り返し
基本的にはこれです。同じことを言葉を変えて繰り返しているだけだと割り切って読みましょう。
ということは、同じ部分を見つけ、線で結ぶ必要があります。
あとで、どこだっけ?とならないので、かなり時間を節約できます。
5.代名詞を線で結ぶ
こ・そ・あ・ど言葉に代表される代名詞系は、みつけたら必ず線で結んでおきます。読みながらやります。上記の3と同じような作業です。
あとで探す必要がなくなるので、時間短縮できます。
6.例は飛ばす
極めてまれに例の部分から出題されることはありますが、ほぼないと考えましょう。これも割り切りが必要です。
これは例示だと感じたら、バサっと段落ごと読み飛ばします。
かなりの時間短縮ができます。
7.○文字以内で書け対策
ほとんどの場合、本文から抜き出す+再構成で解答を作り上げる作業です。数秒短縮できるテクニックです。本文から抜き出すだけの場合も同じです。
○文字以内という指定に時間短縮のコツがあります。
この問題に対処するには、まずは本文から該当箇所を見つけなければなりません。
この際に、1,2,3,4,……25,26 と全部数えてはいけません。
5文字単位で数えて、セット数を書き込んでいきます。
最初の5文字目の下に「1」、次の5文字目の下に「2」という感じです。
最後に書きこんだ数字が「5」なら、そこまで25文字です。残った文字数を足すだけです。
この方法なら数え間違いはほとんど起きません。
記入例:
・noteの制約上、横書きです。
・太字部分をカウントするとします。
これで5文字が5セット+残り4文字で29文字とわかります。5×5+4=29。
まとめ
現代文(国語)は根本的な対策がとりにくいと言われている教科です。
私もそのように思います。
中学生を数多く教えてきましたが、伸びにくく、効果的な対策を立てにくいのです。
苦手ならば、せめて時間を確保して心に余裕を持てるようにしましょう。
これらの練習をやっていくと、少しは得意になっていくはずです。
少しでも受験生のお役に立てれば。
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